用語集
請負や派遣、工場内での製造業や軽作業の現場で働く上で知っておきたい用語とその意味をまとめました。工場以外ではあまり耳にしない言葉もあります。気になる用語をぜひチェックしてみてください。
全 般
-
あ行
アッセンブリ 製品の組立作業をアッセンブリといいます、略してアッシーと言うこともあります。 IC(アイシー) いろいろな電子部品を集めて基板の上に装着し、複雑な機能を持たせた電子回路です。 インパクトドライバー 締め付け用の電動工具です。プラスまたはマイナスのドライバビットで、木材のビス止めによく用いられます。 NC旋盤 工作物を回転させながら、工具をあてて削る工作機械を旋盤といい,数値制御(NC)を組み込んだ機械です。 -
か行
外観検査 部品や完成した商品を目で確認し、傷や汚れ、破損が無いかを確認する検査作業のことです。 基板 電子機器を組み立てるための配線がされた板です。この基板にいろいろな電子部品を半田付けしていきます。 QC(キューシー) QCとは、クォリティー・コントロールの略です。製品の質を一定水準に保ったり、
品質を保持・向上させるための管理・改善をするための行動を指します。クリーンルーム 空気中の埃やチリなどを一定数以下にした空間のこと。
精密機器の製造はクリーンルーム内で行われることが多いです。顕微鏡 小さな部品の位置とか、半田が確実についてるかどうか眼で見えない状態のチェック等にも利用されています。 梱包 製品を出荷できるように箱や袋に詰める作業のことです。 交代勤務(交替) 工場や病院・24時間営業のファミレスやコンビニなど所定労働時間異常に及ぶ業務体系が必要なときに、 労働時間帯を日中や夜間などに分けて従業員が交替で勤務する勤務形態です。 5S 整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つの項目と、それぞれがローマ字の”S“で始まることから”5S“といいます。 5S活動 整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)の頭文字からなるスローガン。
作業工程に最適で、かつ安全な職場環境に整え、スムーズに業務を行えるようにするための活動。 -
さ行
作業手順書(標準書) 良い品質(良品)のものを作るための手順書のことです。
方法、使う治具、かかる時間などが書かれていて、作業はこの手順書の通りに行います。指差呼称 ヒューマンエラーを減らすために、対象物に対し指を差して「〇〇ヨシ!」などと声に出すことにより、
安全や品質への注意力を高める方法のこと。射出成形 ペレットなどプラスチック材料に熱を加えて、溶かし、金型内に圧力を加えて注入し、
固化させて成形を行う方法のことをいいます。実装 電子部品をプリント基板に取り付けることです。 -
た行
チェックシート 工程の製造条件、品質確認事項、保護具着用、5S等、数々の確認事項があり、
その結果を記入するものをチェックシートと呼んでいます。 -
な行
ノギス 物の厚さや球・穴の直径を正確に測るためのものさしで0.05mm刻みで長さを計れる測定器のことです。 -
は行
半導体 電気を通しやすい「導体」と電気を通さない「絶縁体」との中間の性質を持つ物質です。
通常「半導体」というと、半導体そのものではなく、半導体をつかって作られた集積回路であるICなどを
総称していうことが多いです。半田付け はんだという合金を熱で溶かして接着剤のように利用し、金属や電子部品をくっつける作業です。
電子部品関係の現場ではよくある作業です。バリ取り 金属やプラスチックなどを加工した時にできるエッジ(出っ張り)を、サンドペーパー等を使って、
取り除く作業のことを言います。ピッキング 工場内や倉庫内などで指定された商品を集めるお仕事の事を指します。
ピッキングをする商品は、食品・日用品・雑貨など職場によって様々です。フライス(盤) 切削加工を行う工具。平面や溝などの加工をする際に用いられます。
フライスを使って切削加工をする工作機械を、フライス盤といいます。歩留まり 製品を加工したときの、良品の割合を示したもの。
また、材料から製品になる過程のロスの割合を示す場合にも使われる。保護具 作業中の危険から作業者を守る、安全を図るための用具・器具のこと。 報連相 「報告」「連絡」「相談」の頭を取った略語。
仕事を行う部下と指示を出す上司、関係者間のコミュニケーション方法として重視される。ボール盤 金属や木材など機械にセットし、ドリルで垂直に穴をあける機械のことです。
台状のテーブルに加工するモノを置いて、ドリルなどの切削工具を取り付けて回転させて穴あけ加工を行います。防塵服 クリーンルームで着用する全身を覆うクリーンウェア。
衣服や体から発生する塵や埃を空間に入れないようにすることが目的の服。
クリーンルームには、防塵服を着用し、エアーシャワーを浴びて塵埃を排除し、入退室するようにします。ポカヨケ 作業ミスを防止する仕組みのこと。 -
ま行
マシンオペレーター 機械の操作や材料の管理をするお仕事です。製造する部品や製品に合わせて加工器具を調整したり、
部品の準備や完成した製品管理などを行うこともあります。目視検査 自分自身の眼で、製品の外観上の汚れ、キズ、色合いなどを検査することをいいます。 -
ら行
ライン作業 流れてくる1つの製品を複数人が流れ作業で組立や検査などをしていくお仕事です。 -
A〜Z
KYT(ケーワイティー) 危険予知訓練(キケン ヨチ トレーニング)の略。作業の絵や写真を見て危険を見つけ出す訓練。
危険に対する感受性を高めるために行う。Off-JT(オフジェイティー) Off-rhe-job Trainingの略で仕事から離れて行う教育訓練(職場外研修) OJT(オージェイティー) On-the-Job Trainingの略で職場内訓練の意味。実際に仕事の経験をしながら教育や訓練を行うこと。
資 格
-
あ行
衛生管理者 労働安全衛生法に定められ、労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当し、事業場の衛生全般の管理をする者。 -
か行
ガス溶接作業主任者 労働安全衛生法に定められ、ガス溶接作業主任者免許を受けた者の中から事業者により選任される。 クレーン運転 荷物を動力を用いて吊り上げ、これを水平に運搬すること。 -
た行
玉掛け技能 クレーンなどに物を掛け外しする作業のこと。 -
は行
フォークリフト 動力を用いてフォークなどを昇降させるマストを備えた荷役自動車のことです。
フォークリフトにはリーチリフトとカウンターリフトがあります。フォークリフト
(リーチ)特徴①立って操縦する②中央のレバーでツメを前後に動かすことができる(リーチという)
③フォークリフトの前進後退を手元のレバーで行う④小回りが利く⑤屋内専用で、狭い箇所で便利フォークリフト
(カウンター)特徴①座って車のような操作感覚でハンドル操作を行う②転倒しにくく、作業効率が良い
③小回りが利きにくい④屋内、屋外ともに利用でき、重い荷物を運ぶのに便利プレス機械作業主任者 労働安全衛生法にて定められ、プレス機械作業主任者技能講習を修了した者の中から選任される。 -
ゆ行
有機溶剤作業主任者 労働安全衛生法に定められ、有機溶剤作業主任者技能講習を修了した者の中から事業者により選任される。